【波動を上げる法則⑦】 二極論からの離脱 – 現象を360度で見る

① 宇宙に善悪は無い

宇宙には善も悪も存在しないと言われています。

何かのエネルギーが宇宙に生まれると、
それが集まって現象として現れ、

やがて現象は消えて、宇宙空間に戻ります。

宇宙から見ると、現象はただ在るだけ。
そこに、良いも悪いもありません。

しかし、この地上には、
善と悪が、たくさんあるように見えます。

それは、私たちが物事を二極論で見ているからです。


② 現象の見え方

現象は、人によって見え方が異なります。

正か邪か、善か悪か、
ひとつの物事に対して意見は様々です。

しかし、先に述べたように、
物事には善悪が存在しません。

その人が、どこにフォーカスいるかの違いです。

私たちは基本的に、
物事を二極で判断しようとします。

正しいか、間違いかで物事を見ると、
コインの表と裏のように、
白か黒かの判断になってしまいます。

しかし、物事を球体として見てみると、
どうでしょうか。

そこには、表も裏も無く、
360度の見え方が存在しているため、
判断を付けるのは難しいと思います。

月の満ち欠けに例えるとわかりやすいと思います。

月という存在自体は変わりなくても、
見ている方向によって、見え方が変わります。

満月が良いか、
新月が悪いかなんて、ありませんよね。

現在はそのように見えても、
刻々と見え方は変わっていきます。

光が当たっている面の反対側から見ると、
それは闇に見えるかもしれませんが、
横から見ると、光と闇の両面が見えます。

このように球体で捉えると、
物事に対する理解も変わってきます。

そして、現象とは、本来このようなものなのです。

そう考えると、日常に現れる現象も、
良いも悪いもなく、現れては消えることを、
繰り返していると言えます。


③ 現象から学びを得る

では、現象はただ在るだけでしょうか。

そうです、ただ、在るだけです。
しかし、そこには学びを得る機会があります。

例えば、凶悪な犯罪など、
誰が見ても悪いと思える現象があっても、
そこには、本人や周囲の学びがあります。

そして、現象が大きくなるほどに、
その学びの範囲も拡がります。

個人的な事件は個人間の学び、
世界を震撼させるような大きな事件は、
世界に学びを与えます。

では、コロナウイルスによる
パンデミックはどうでしょうか。

現象は一見闇に見えますが、
月の満ち欠けに例えてみましょう。

現在の世界は、
月を真裏側から見ている状態と言えます。

しかし、反対側には、必ず光が存在しています。

世界中に及ぶ巨大な現象の先に、

私たちは巨大な学びを得て、
世界は大きく進化するはずです。


④ 二極論からの離脱

物事を二極で捉えることによって生まれる、
善悪の対立。

これが、世界に争いを起こしている、
地上の根源的な問題です。

正しいか、間違いかの、二極の対立によって、
多くの悲しみが地上に起こっています。

地球が、そして、
私たちが、進化するために最も必要なことは、

この二極論から抜け出る事であると言っても、
過言ではありません。

私たちが向かうべきは、宇宙の真理を得ること。

それは、闇に見える現象から、
いかに光を見出すことが出来るかどうかです。

なぜなら、光を知るとき、闇は闇で無くなるからです。

二極論から離脱することが出来れば、
私たちは宇宙の真理を得て、物事は調和に向かいます。

その為にも、まず、自分の中にある、
二極の対立の視点を、360度の視点に変えてみてください。

正邪や善悪の判断を止めることで、
自分自身や他者、そして物事に対する見え方や、
受け入れ方が変わると思います。

あなたの視点が広がるほどに、
起こる出来事も変わっていきます。

何故なら、宇宙の真理に向かうほどに、
あなたの波動が上昇するからです。


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