低気圧と心身のバランス – 気象病

2021年新年早々、数年に一度のレベルの強い寒波が到来して
日本中が冷え込み、日本海側を中心に大雪に見舞われました。

地上に生きる私たちは、気象の影響を日々受けながら生活していますが
このような寒波や台風など、特別な気圧配置の時には、
特に気圧の変化による、肉体や精神への影響が強く現れやすいです。

雨の日に体調を崩したり、憂鬱になることがあるのも
気圧の影響が関係しています。

主に見られる肉体の症状は頭痛ですが、
その他にも、めまいや耳鳴り、眠気、身体に重みを感じたり、
肩こりが酷くなったり、関節の痛みや喘息の悪化など様々にあります。

また、メンタル面では、いつもよりもストレスを感じたり、
気分が不安定になったり、うつの症状が悪化したりします。

意識してみると、気圧の変化によって、
日々の体調や、気分の浮き沈みがあることがわかるでしょう。

気温や気圧の変化による肉体や精神への影響は、
近年医学的にも認知され、気象病と呼ばれています。

急激に気圧が低下すると、体にかかる圧力も低下し、
耳から脳に送られた信号によって、自律神経が刺激されるからです。

気温の急激な変化も、自律神経のはたらきを乱す原因になりますし、
日照時間も私たちの気分に影響を与えています。
冬の間にだけ鬱の症状が現れる、冬季うつ病は、
気圧、寒さ、日照時間などが影響していると考えられています。

気象病が現れやすい人は、自律神経が乱れている人。
また、男性よりも女性の方が気象病外来の数が多いそうです。
女性は ” 気 ” に敏感なので、気圧の変化を感じやすいのでしょう。

年齢は、20代~30代の女性が多いそうですが、更年期の女性ホルモンの
バランスの崩れから、気象病の影響を受ける人もあるようです。



それでは、気象病にはどのように対処したら良いでしょうか。

まず、リラックスすること。アロマを炊いたり、心地よい音楽を聴いたり、
なるべく、ストレスを感じない状況を意識的に選択して、
自分の好きなことを行うようにすること。

そして、身体を冷やさないようにすること。
身体を温めると症状が改善するので、ゆっくりとお風呂につかったり
暖かい部屋で、暖かい飲み物を飲みましょう。

気象の影響を受けないようにするためには、
日頃から、自律神経を乱さないようにすることも大切です。
規則正しい生活を心がけて、睡眠をしっかり取るようにすること。

食生活の乱れも、自立神経のバランスを崩します。
栄養をバランスよく取り入れて、
身体の機能を調整するビタミンやミネラルが不足しないように心がけること。
塩分やカフェイン、トランス脂肪酸、甘いものを過剰に摂りすぎるのも
自律神経を乱す要因に繋がります。

この数日、気分が不安定であった人は、
強い寒気による、特別な気圧配置の影響であったかもしれません。
心と身体を労わって、リラックスを心がけて、
栄養を摂って、身体を温めて、ゆっくり休んでくださいね。






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